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結婚祝いで印鑑をプレゼントするコツと注意点

結婚祝いや出産祝いに印鑑をプレゼントするコツについて解説していきます。「そもそも結婚祝いや出産祝いに印鑑は向いているのか?」「どんな印鑑を選べばいいのか」具体的に解説していきます。

 

まずは、結婚祝いについて解説していきます。

 

名字が変わるので、印鑑が必要になる

 

結婚祝いに印鑑を贈るのがオススメな理由のひとつは、「結婚すると名字が変わるから」です。基本的には、女性限定の話ですね。

 

特に意識していないと、独身時代、名字の印鑑を使っている女性が多いです。結婚後を意識するなら、名前の印鑑を購入するのが正解なのですが、「名前の印鑑を使って大丈夫なのか」といったことは、普通わからないものです。

 

結婚のタイミングで、新しい印鑑を購入する新婦が多いです。

 

結婚が決まった後、早めのタイミングで誰かにプレゼントされたら、自分で購入しなくて済むので、ちょっと嬉しいですよね。

 

もちろん、男性(新郎)にプレゼントするのも、全く問題ありません。新婚生活では、何かと印鑑が必要になります。家庭を持つ責任が増えたのに、安い印鑑を使っていたら不安ですよね。男性は、一家の主として、しっかりした印鑑を持っておいた方が絶対にいいです。

 

実印、銀行印、認め印、どれをプレゼントするのがいいかは、贈る相手との関係性次第です。

 

親からプレゼント

 

結婚祝いの印鑑プレゼントで、最も無難なのは、両親から息子・娘に贈るプレゼントでしょう。「印鑑は身内から」という意識を持っている人もいますので、親から子供へのプレゼントは自然です。

 

ただし、親と子の関係にも微妙に気遣いが必要です。

 

  • 自分の両親から印鑑をプレゼントされるのか
  • 相手の両親から印鑑をプレゼントされるのか

 

同じように見えて、実は大きな違いがあります。何も考えずにプレゼントすると、無用なトラブルを生みかねませんので、注意しましょう。

 

それぞれのパターンで解説します。

 

夫の両親から夫

 

自分の両親からプレゼントされるのは、全く問題ありません。オススメです。

 

特に男性は、印鑑に無頓着で、100均で買ったような印鑑をずっと使い続けている場合があります。

 

結婚すれば、実印を使う場面も増えます。給料も自分だけのお金ではありませんので、しっかりした銀行印を使っておきたいところ。夫婦で新しく口座を作ることもありますので、しっかりした印鑑をプレゼントしましょう。

 

夫の両親から妻

 

最も注意しないといけないのが、このパターンです。嫁姑の関係になりますからね。大半は問題ないのですが、念のため、注意しておいた方が安心です。

 

何が問題なのかは、妻の立場に立って考えてみるとわかります。いきなり、相手の両親から、旦那さん側の名字が刻印された印鑑をプレゼントされたら、驚きますよね。驚くというよりも、引くかもしれません。

 

「旦那さんの家に入る」という印象を強く受けてしまいます。最近の女性は、「嫁入り」という意識はそこまで強くありません。「○○家の嫁として」と否が応でも感じてしまいます。

 

多少プレッシャーを感じるくらいなら大丈夫ですが、嫌悪感を覚えてしまったら、その後の関係に微妙なしこりが残ります。

 

嫁姑の関係は、結婚前から始まっています。今までの関係性で問題なければ、印鑑のプレゼントは何の問題にもなりません。

 

ただ、もともと「家に入る」感が強い場合や、姑の力が強い場合は要注意です。-特に、銀行印の扱いが微妙で、「なんか気持ち悪い」と感じる女性もいます。

 

最も現実的な解決方法は、息子(夫)に印鑑をプレゼントしても問題なさそうか相談することですね。感触を確かめましょう。

 

もうひとつの解決策は、「名前」の印鑑をプレゼントすることです。「名字」だと、「家」の印象が強くなってしまうので、和らげる意味で「名前」にしておくと無難かもしれません。

 

妻の両親から夫

 

先ほどの夫の両親から妻に印鑑をプレゼントする場合に比べて、そこまで大きな問題はありません。

 

注意する点としては、「夫のプライドを傷つけないこと」です。

 

男性側(夫)の視点で考えてみましょう。相手の両親から、実印・銀行印・認め印の3点セットをプレゼントされたら、「どうせ、きちんとした印鑑を持っていないんだろう」と思われている、と感じる男性もいるかもしれません。

 

オススメの方法は、「ペアの印鑑セット」をプレゼントすることです。両親は、自分の娘(妻)には印鑑プレゼントするのは自然の流れです。名字が変わりますからね。

 

それとセットで考えて、夫婦二人分の印鑑をプレゼントすれば、違和感なく、プライドも刺激せず、自然に印鑑を贈れます。

 

ペアの印鑑の場合は、印材(印鑑の材質)や印影を分けることがポイントです。例えば、夫はチタン、妻は象牙、という風にすれば、ペアでも二人に合った印鑑を贈ることができます。

 

妻の両親から妻

 

妻の両親が、自分の娘(妻)に印鑑を贈るのは、何も問題がありません。好きな印鑑をプレゼントすれば大丈夫です。

 

今まで名字の印鑑を使っていたら、ひと通り新しい印鑑が必要になります。名字の印鑑をすでに持っていても、家計を守る妻として、新婚生活に、しっかりとした新しい印鑑を準備しておきたいところですよね。

 

自分では、なかなか印鑑を買ったりしないので、両親からプレゼントすることをオススメします。

 

旦那さんからプレゼント

 

印鑑での結婚祝いは、両親だけではなく、旦那さんから奥さんへのサプライズプレゼントにもオススメです。

 

名字が変わるタイミングで、旦那さんが素敵なプレゼントを用意してあげたら、奥さんはきっと喜びますよね。プロポーズのプレゼントにも印鑑を使えるかもしれません。

 

逆に、奥さんが、自分の印鑑を買うついでに、ペア印鑑を旦那さんのために購入するのもありです。通販なら簡単にできるのがいいですね。

 

ちなみに、婚姻届に押す印鑑は、旧姓の印鑑ですので、注意しましょう。

 

友達・友人がプレゼントするのはあり?なし?

 

友達への結婚祝いのプレゼントとして、印鑑を贈るのには、賛否両論があります。

 

特に女性側(妻)へのプレゼントには気を遣ったほうがいいようです。旧姓から新姓になることに、すぐに馴染めず、色々な思いを抱えている女性もいますからね。

 

友達に印鑑を贈るなら、「名前」の「認め印」が無難でオススメです。名字の印鑑を贈っても問題なさそうな夫婦であれば、名字でペアの印鑑を送るのも、個性的でいいですね。